2021年に急速に拡大したNFTですが、これからNFTに参入しようと考えている方もいると思います。
現在、「OpenSea」がNFTマーケットプレイスでは圧倒的人気で、世界シェアはOpenseaで90%以上と言われ、日本人アーティストも多く出品しています。
そんな中、日本国内でもCoincheck、LINEや楽天など大手企業がNFTのマーケットプレイスを参入しましたが、2022年はNFT取引ができるプラットフォームが増えてくる年になるでしょう。
この記事では、2022年人気のマーケットプレイスのご紹介をします。これからNFTを始める方の参考になれば嬉しいです。
https://opensea.io/kurobox
・海外のマーケットプレイス:「OpenSea」利用者が1番多いマーケットプレイス
・国内のマーケットプレイス:「CoincheckNFT」
NFTマーケットプレイスとは?
NFTマーケットプレイスとは、NFTを購入(一次販売)したり、ユーザー同士がそれぞれ保有しているNFTを取引(二次販売)したりすることができるプラットフォームのことです。
NFTマーケットプレイスで出来ること
- NFTを作成し出品(発行)
- 作成したNFT作品を販売
- NFT作品を購入
- 購入したNFT作品をさらに販売(二次販売)
2021年は「NFT元年」とも呼ばれており、日本のイラストレーターのNFTアート作品が何百万円で売れたニュースを目にしたり、楽天やLINE、メルカリやmixiなどの大手企業もNFTマーケットプレイスに参入するなど、日本でもNFT市場は大[…]
NFTマーケットプレイス一覧
プラットフォーム | 主な取扱コンテンツ | 利用できる暗号資産 | 販売手数料 |
海外 | |||
OpenSea | ・アート ・ゲーム ・トレーディングカード ・ミュージック ・その他 |
イーサリアム(ETH)/ WETH、USDC、およびDAI | 2.5% |
Rarible | ・アート ・ゲーム ・ミュージック ・写真 |
イーサリアム WETH | 2.5% |
SuperRare | ・アート | イーサリアム | 3% |
国内 | |||
Coincheck NFT(β版) | ・ゲーム ・トレーディングカード |
イーサリアム | 10% |
Adam byGMO | ・アート | イーサリアム | 5% |
NFT Studio | ・アート | Polygon(MATIC) | 未公開 |
LINE NFT | ・NFTアイテム | LINK | 0円 |
※主な取扱コンテンツや手数料などは変動する場合もあるため公式サイトを確認してください。
海外のNFTマーケットプレイス
1:OpenSea (オープンシー)
- NFT最大手のマーケットプレイスで取り扱いコンテンツが豊富
- 2017年12月にリリースされてユーザーや出品数が圧倒的
- 日本のNFTクリエイターも数多く出品している
私もOpenSeaのマーケットプレイスでNFTをスタートしました。NFTマーケットの約90%以上のシェアを誇るOpenSeaです。まずNFTを始めるのであれば、OpenSeaでスタートしてみましょう。
OpenSeaでNFTを始めたい!という方は出品方法を下記に図解で説明しています。
NFTアートを出品したいけど、実際どうやったらいいんだろう?という方のために、私が実際にNFTアート出品をした経験を元に、わかりやすく手順をまとめてみました。 私は現在、OpenSeaで「kurobox」という名前で実際にNFTアートを販[…]
2:Rarible
- 2020年7月にリリースされた比較的新しいマーケットプレイス
- RARIという独自トークンを発行しており議決権を所持し運営に参加できる
- デジタルアート作品が主な取り扱いコンテンツ
リリース時期が2020年7月ということで比較的新しいマーケットプレイスですが、独自のガバナンストークンやRARIトークンがあります。
RARIトークンを付与されると、議決権を持つことができ、プラットフォームの新機能や手数料について投票できるようになるユニークなマーケットプレイスです。
3:SuperRare
- 審査を通った厳選されたトップクリエイターのみが参加
- 特にデジタルアートに特化したプラットフォーム
- クリエイティブの高さが特徴
美術館に実在するようなクオリティの高いデジタルアート作品が揃っているマーケットプレイスです。
二次販売もできるマーケットプレイスのため、投資目的で作品購入したい方には良いかもしれません。
国内のNFTマーケットプレイス
1:Coincheck NFT(β版)
- 2021年3月にリリースされた仮想通貨サービスと一体化したマーケットプレイス
- Coincheckの口座を持っていればガス代が無料で取引可能
- NFTと暗号資産の交換取引ができる
日本国内初の仮想通貨サービスが運営する、ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引可能なマーケットプレイスです。仮想取引所であるCoincheckの口座があれば、NFTの出品・購入・保管が可能で、さらに出品・購入にかかるガス代も無料です。
日本人のNFTクリエイターの方々のブログを見てきましたが、「Coincheck(コインチェック)」で口座開設をしている方が多かったです。
まだ、仮想通貨の口座を持っていない方は、Coincheckをオススメします。
NFTを始める際に必ず必要になるのが「仮想通貨」です。 「NFTアートを始めたいけど、仮想通貨はどこで手に入れるの?」というNFT初心者の方に向けて、この記事では仮想通貨を始める時の仮想通貨取引所に「Coincheck(コインチェック[…]
2:Adam byGMO
- イーサリアムのほか日本円にも対応している国内プラットフォーム
- 2021年8月リリース。運営元はGMOインターネットグループ
- K-1動画やYouTuberの人気コンテンツのNFTを販売
二次販売も可能で、口座振込やクレジットカード払いにも対応しています。
運営元が日本の大手企業というのは安心感がありますね。
3:NFT Studio
- SNSアカウントでログイン可能
- クレジットカード利用可能なので暗号資産なしで取引可能
- 日本のCryptoGamesが運営するマーケットプレイス
ブロックチェーンゲームの「クリプトスペルズ」を運営していCryptoGamesが運営しています。
STU48のトレーディングカードが発売されたり、ソーシャルゲーム会社のマイネットのゲームに利用されているイラストがNFTとして販売されたりしています。
4:LINE NFT
- 友だちにギフトを贈る感じでNFTを贈ることが出来る
- NFTを発行、保有・管理、取引できる場を提供している
- 一次販売や日本円決済など大幅に機能拡大
NFTに関してはこれからですが、日本国内で多く持つLINEユーザーとNFTを送り合えるのは個人的には非常に強みだと感じています。
2022年春にユーザーがNFTを購入・取引が可能なNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT(ライン NFT )」の提供を開始予定とのことです。
まとめ:OpenSeaが一強
現在、国内・海外で数えきれないほどのマーケットプレイスが出てきておりますが、やはりOpenSeaが一興ですね。
各プラットフォームで取り扱いコンテンツによる違いや特典などによる差別化が進んでいますが、とりあえずNFTを始めるのであれば、OpenSeaでスタートするのは無難な選択かと思います。
NFTプラットフォームを探している方の役に立てましたら幸いです。